内容説明
持続可能な開発とは?社会と環境のあり方はどうあるべきなのか―。四日市公害の経験から“未来形の課題”を学ぶ総合環境学の試み。
目次
序章 四日市公害と「四日市学」
第1章 負の遺産から新しい環境学の地平へ
第2章 環境問題のなかの「罪と罰」―“成熟した市民社会”のために
第3章 公害問題を“ひとの心”とつなげるために
第4章 文明と環境―人間と調和する科学技術のために
終章 しなやかな環境学をめざして
著者等紹介
朴恵淑[パクケイシュク]
1954年、韓国ソウル生まれ。韓国梨花女子大学校師範大学社会学科および大学院修了(地理学専攻)。筑波大学大学院博士課程地球科学研究科修了(理学博士)。韓国梨花女子大学校師範大学社会生活学科助手、筑波大学環境科学研究科文部技官、ヒューストン大学地球科学ポストドクトラル・フェロー、三菱化学生命科学研究所特別研究員、三重大学人文学部助教授を経て、三重大学人文学部教授。専門分野は環境地理学・気候学・生気象学・環境教育
上野達彦[ウエノタツヒコ]
1947年、徳島市生まれ。愛知大学法経学部法学科卒業、同大学院修了。法学博士(立命館大学)。三重大学教育学部助教授、同大学人文学部教授・同大学副学長を経て、三重短期大学学長・三重大学名誉教授。専門分野は刑事法学
山本真吾[ヤマモトシンゴ]
1961年、大阪生まれ。広島大学文学部国語学国文学専攻卒業および大学院文学研究科博士課程後期同専攻単位取得退学(文学修士)。広島大学文学部助手、三重大学人文学部専任講師、同助教授を経て、白百合女子大学文学部教授。専門分野は日本語史・日本言語文化学
妹尾允史[セノオマサフミ]
1938年、岡山生まれ。東京理科大学理学部物理学科卒業。工学博士(名古屋大学)。名古屋大学工学部機械工学科助手、講師、助教授を経て、三重大学工学部教授、三重大学副学長、地域共同研究センター長などを歴任の後、定年退官(2001年)。三重県科学技術振興センター特別顧問、(株)三重ティーエルオー社長などを務めた後、鈴鹿国際大学副学長・三重大学名誉教授。専門分野は材料科学、量子応用技術
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