目次
第1部 普遍史的哲学・学芸―『北欧神話記』への第一序論(北欧の学問的召命;ローマの三重の軛―皇帝の軛、教皇の軛、古典の軛;人間的生の普遍史的考察の源泉としてのキリスト的直観 ほか)
第2部 国家的啓蒙(来るべき啓蒙と学校制度;庶民学校;市民学校 ほか)
第3部 補録(普遍的啓蒙;詩歌集)
著者等紹介
グルントヴィ,N.F.S.[グルントヴィ,N.F.S.][Grundtvig,Nikolaj Frederik Severin]
1783‐1872。近代デンマークを代表する思想家、詩人であり聖職者。宗教的には書かれた聖書よりも、語られる「生けることば」による「相互作用」を原理として伝統的なルター派神学を批判し、覚醒神学のリーダーとなる。他方で、「生の啓蒙」の理念を提唱して信仰から現実世界を解放して直観知の領域を開く。それは「フォルケリ・ホイスコーレ」に具体化されて、デンマークをはじめとした北欧諸国の教育や社会文化の形成に重要な足跡を残す。後年にはデンマーク王国議会議員も歴任した
小池直人[コイケナオト]
1956年、群馬県生まれ。名古屋大学情報科学研究科勤務。思想史、北欧社会研究を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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