内容説明
正常であればあるほど狂うしかない。日本近代の難問にいかに挑むか。やすっぽいヒューマニズムに陥らない「思考の抵抗力」をつけるための10章。
目次
1 近代的自我と、ヨーロッパ文明
2 労働の過信
3 大学の教養教育
4 「ヒューマニズム」という偽善
5 ムラ(共同体)の評価
6 日本浪曼派のこと
7 国語というもの
8 転向と祖国・民族
9 修養という問題
10 生き甲斐論
著者等紹介
綱澤満昭[ツナザワミツアキ]
1941年満州(中国東北部)に生れる。1965年明治大学大学院修士課程修了。専攻は近代日本思想史、近代日本政治思想史。近畿大学名誉教授。(元)姫路大学学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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