内容説明
天皇と日本人、その歴史の古層には何が隠されているか―。『日本書紀』編纂1300年、史実と伝説のはざまの真相に迫る。
目次
第1話 神武天皇は人か神か―あわせて八代欠史について
第2話 応神天皇の素顔を覗く
第3話 応神・仁徳の河内開発と新たな社会
第4話 雄略天皇が『万葉集』の冒頭歌人のわけ
第5話 継体天皇をめぐる蘇我・尾張の抗争
第6話 蘇我に擁立された諸天皇とその周辺
第7話 非蘇我系の天皇出現の奇蹟
第8話 『記・紀』世界の頂点は天武天皇か
第9話 阿毎系天皇の形成とその特徴
第10話 『記・紀』の外から『記・紀』を読む
著者等紹介
野原敏雄[ノハラトシオ]
1930年、名古屋市生まれ。1958年、名古屋大学大学院文学研究科(史学地理学課程)修士修了。1959年、中京大学商学部講師(経済地理学担当)、以後教授・学部長、大学院研究科長、大学図書館長などを歴任。中京大学名誉教授。文学博士。ポーランド地理学会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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