江戸の裁判―花祭の里の天保騒動記『議定論日記』

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 415p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784833105781
  • NDC分類 322.15
  • Cコード C0021

出版社内容情報

江戸時代の庶民の暮らしと裁判の実態を伝える第一級の史料! 愛知県・奥三河の花祭りの里で起きた商人と百姓の紛争のゆくえは? 江戸表の裁判にまでなったこの事件の顛末を一商人が記した「議定論日記」全5巻を翻刻。紛争の舞台となった地域の歴史を丹念に掘り起こす。

はじめに

本書の関連地図

第一部―「議定論日記」 江戸の民事裁判記録

第一章 解題
1 「議定論日記」の成り立ち
2 「議定論日記」の意義

第二章 「議定論日記」
1 仁の巻 
天保三年辰の冬商人議定書の抑より 午二月争論再発に及ぶ
2 義の巻 
天保五年午二月より 同六年未極月に至る
3 礼の巻 
天保七年申正月より赤坂御利解中 同年十月に至る御奉行所御指紙到来まで  
4 智の巻 
天保七年申一月江戸出立の日より 御奉行所御吟味中酉の三月に至る
5 信の巻 
天保八年酉三月より 同年十月大尾に至る

第三章 江戸の裁判 「議定論日記」をたどって
1 振草郷の議定論騒動
2 赤坂役所での訴訟
3 天下の鏡にかけて(江戸の訴訟)
4 中泉代官所での示談
5 議定論の結末

第二部―江戸後期・幕末の群像

第一章 ポスト議定論
1 百姓の夢と罪
2 郷士日名地家の不幸
3 幕閣・幕臣の取組み
4 代官平岡熊太郎のその後
5 公事宿主人紀伊国屋利八の運命
6 名主菅沼七郎兵衛(昌平)
7 保水僧の行方
8 中泉代官と公事宿
9 振草郷の関係者

第二章 「議定論日記」編者・中井大介

巻末資料 
おわりに

山本正名[ヤマモトマサナ]
著・文・その他

内容説明

江戸時代の庶民の暮らしと裁判の実態を伝える第一級の史料!愛知県・奥三河の花祭の里で起きた商人と百姓の紛争のゆくえは?江戸表の裁判にまでなったこの事件の顛末を一商人が記した「議定論日記」全5巻を翻刻。紛争の舞台となった地域の歴史を丹念に掘り起こし、併せて江戸の裁判の仕組みと実情を明らかにし、登場人物らの素顔と生き様にせまる。

目次

第1部 「議定論日記」―江戸の民事裁判記録(解題;「議定論日記」;江戸の裁判―「議定論日記」をたどって)
第2部 江戸後期・幕末の群像(ポスト議定論;「議定論日記」編者・中井大介)

著者等紹介

山本正名[ヤマモトマサナ]
昭和23年(1948年)生まれ。愛知県北設楽郡東栄町中設楽出身。裁判所事務官・裁判所書記官として、名古屋簡易・地方・家庭・高等裁判所及び最高裁判所等に勤務。平成11年(1999年)簡易裁判所判事に任官。富山、東京、大阪、和歌山、津、名古屋、犬山等の各簡易裁判所に勤務。平成30年(2018年)定年退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品