草原と都市―変わりゆくモンゴル

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草原と都市―変わりゆくモンゴル

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784833105699
  • NDC分類 302.227
  • Cコード C0025

出版社内容情報

90年代の民主化以降、激動を続けるモンゴルはどこへ行くのか? 急激に膨張する都市やマイノリティ社会の現状、そして自然環境の変動や災害の視点からもモンゴルの今をレポート。彼らの遊牧民的な気質や生活様式を通して「しなやかな社会」のあり方を考える。

プロローグ―悠久のモンゴル、激動のモンゴル

第1章 モンゴルとはどのような国か 鈴木康弘
空路モンゴルへ/モンゴルの第一印象/多彩な自然とその恵み/ひとと社会

第2章 モンゴルの人びとと暮らし 稲村哲也
1 社会主義から市場経済へ―1990年代の変革
転換期のモンゴルを訪ねる/元朝の流れ/ハルハとモンゴル独立まで/社会主義から民主主義・市場経済へ/大民営化(国営企業民営化)と小民営化(地方レベルの民営化・私有化)/ゴビ地方のネグデル(農牧業組合)/ウランバートル近郊の国営企業(農牧業)の解体/市場経済化後の遊牧民/広がる都市と地方の格差
2 モンゴル西部の少数民族カザフとエスニシティ
 (バトトルガ・スヘーギーン、石井祥子、稲村哲也)
「多エスニック国家」モンゴル/モンゴルのマイノリティ/モンゴルのカザフの来歴/カザフ遊牧民の生活とその特徴/カザフスタンへの移住/市場経済化・民主化によるバヤンウルギーの町の変化/伝統文化の復興と観光/イスラームの復興/モンゴルにおけるカザフ・エスニシティの位置づけ
3 トナカイ遊牧民「ツァータン」―激動のモンゴルに生きる辺境のマイノリティ
国家に翻弄された人びと/森の生活・トナカイの放牧/季節ごとの移動の生活/トゥバからの亡命/ネグデル(組合)とトナカイ飼養/モンゴルの市場経済化による影響/新しい時代への適応/「観光」の生産者として

第3章 遊牧の国の首都ウランバートル 石井祥子
1 ウランバートルの成り立ち
ウランバートルのいま/首都の歴史的変遷/モンゴルの独立・社会主義化、首都への人口移動/ウランバートルの都市化と市街地の形成/航空写真に見る社会主義時代のウランバートル市街地/民主化・市場経済化以降における市街地の拡大/ウランバートルにおけるゲル地区の位置づけ
2 ウランバートル市ナライハ区の炭鉱開発と少数民族カザフ
カザフが住むナライハ/ナウルズ祭を訪ねて/カザフ語や伝統文化およびイスラームの復興

第4章 土地私有化の進展と遊牧民気質 石井祥子
1 土地私有化とガンダン寺ゲル地区の生活
市場経済化の総仕上げとしての土地私有化/土地私有化の進捗状況/ウランバートル中心部ガンダン寺ゲル地区における土地私有化/ガンダン寺ゲル地区の住民の声/ゲル地区の成功者/多様なゲル地区住民/ゲル地区住民にとっての市場経済化、土地私有化
2 土地私有化にまつわる問題と遊牧民気質
土地私有化にまつわる問題/土地私有化における諸問題の背景―都市における「遊牧的生活戦略」/遊牧民にとっての土地/「市場経済原理」と「遊牧的生活戦略」

第5章 ウランバートルの急速な都市化とゲル地区再開発計画 石井祥子
1 急速に変貌するウランバートル
都市インフラ大改造―日本の貢献/高速道路と新拠点の建設/ウランバートルの都市計画/深刻な大気汚染とその対策
2 ゲル地区再開発計画の進展
ゲル地区再開発計画の意義/再開発計画に対する住民の反応/集合住宅化に対する反対意見/モンゴルにおけるレジリエンスとは?/ゲル地区の再開発について/草原と都市とゲル地区

第6章 モンゴルの自然災害とレジリエンス 鈴木康弘
1 最も恐れられる寒雪害ゾド               (森永由紀、篠田雅人)
ゾドとは/さまざまなゾド/20世紀以降のゾド/ゾドの予報対策/地球温暖化とゾド
2 希に起きる大地震
モンゴルの地殻変動/20世紀の地震と活断層/今後の地震対策を考える


【column】永久凍土 檜山哲哉

エピローグ

【著者紹介】
名古屋大学環境学研究科研究員名古屋大学大学院文学研究科人文学専攻博士後期課程修了、博士(文学)。2000年からモンゴルで遊牧と都市に関する文化人類学の調査研究に従事。著書に『レジリエンスと地域創生―伝統知とビッグデータによる国土デザイン』(2015、明石書店、共著)など。

内容説明

激動のモンゴルで「しなやかな社会」のあり方を考える。日本・モンゴルのレジリエンスに関する共同研究に向けて。

目次

第1章 モンゴルとはどのような国か(鈴木康弘)
第2章 モンゴルの人びとと暮らし(稲村哲也)
第3章 遊牧の国の首都ウランバートル(石井祥子)
第4章 土地私有化の進展と遊牧民気質(石井祥子)
第5章 ウランバートルの急速な都市化とゲル地区再開発計画(石井祥子)
第6章 モンゴルの自然災害とレジリエンス(鈴木康弘)

著者等紹介

石井祥子[イシイショウコ]
名古屋大学環境学研究科研究員。名古屋大学大学院文学研究科人文学専攻博士後期課程修了、博士(文学)。2000年からモンゴルで遊牧と都市に関する文化人類学の調査研究に従事

鈴木康弘[スズキヤスヒロ]
名古屋大学減災連携研究センター教授、総長補佐、日本学術会議連携会員。東京大学大学院理学系研究科地理学専攻博士課程単位取得退学、博士(理学)。日本・モンゴル・サハリン・中国・台湾・トルコなどで活断層調査に従事。地震調査研究推進本部専門委員、原子力規制委員会外部有識者を務める

稲村哲也[イナムラテツヤ]
放送大学教授、日本学術会議連携会員、愛知県立大学名誉教授、名古屋大学客員教授。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。アンデス、ヒマラヤ、モンゴルなどで、主として牧畜文化に関する文化人類学の調査研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mak_1410

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土地私有化がなかなか浸透しなかった話がおもしろかった。そして浸透しないものを無理やり実現しようと圧をかけていたのは外国資本…2021/09/03

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