目次
1 歴史としての文化(佛教と神道とキリスト教の間―『幡随意上人諸国行北傳』の紹介と翻刻を兼ねて;丹波の種痘区・足立敬里の学統をさぐる―牛痘種痘法普及に関する一考察;趣味と蒐集の地勢学―大正一四年の“趣味国名所図絵”を読む;建築文化考―近代建築探訪)
2 方法としての文化(植民地帝国大学に立つ二人の哲学者―京城帝国大学の安倍能成と台北帝国大学の務台理作;権藤成卿における「社稷」論の序;方法としての「親母権制文化」概念;岡本太郎と縄文の世界)
3 存在としての文化(保険思想と協同組合論―岡本利吉と賀川豊彦;内田義彦の戦間期―『経済学の生誕』を理解するための準備;無縁社会の基層―地縁再考(続)
思考の住処―「ゼロ思考」を超えて)
調査ノート 嵯峨本『伊勢物語』(慶長十三年刊初版、近畿大学中央図書館蔵)の二格連彫活字について