内容説明
なぜ戦争をとめられなかったのか。第二次世界大戦下に多感な青春時代を生きた人々が、破滅への道を突き進んだ時代の教訓をいまに伝える。若い世代への痛切なメッセージ。
目次
第1章 死者からの問いかけ―十五年戦争と私(青木みか)
第2章 あるキリスト教徒校長と戦争―なぜ戦争に反対できなかったのか(佐藤明夫)
第3章 「皇国史観」の教育のもとで―幼時を樺太で過ごして(竹田綾子)
第4章 右向け右、前へ進め―一九三〇年代の「僕」(竹田友三)
第5章 戦時下の青春―生粋の戦中世代から(松嶋欽一)
第6章 残された言葉―戦争をどう考えるか(松中昭一)
第7章 追憶(短歌=猪木艶/イラスト=猪木千里)
第8章 昭和の夜明けまで―わが来し方を振り返って(安江恒一)
第9章 忘れられないこと―狂乱の時代を生きて(森田右)
第10章 明治から平成へ―激動の世紀を生きて(三浦文子)
第11章 新美南吉の社会観と戦争―抵抗への模索(佐藤明夫)
著者等紹介
青木みか[アオキミカ]
1923年、三重県生まれ。三重大学農芸化学科卒業後、九州大学大学院修士課程修了。89年、名古屋女子大学を定年退職。現在、同大学名誉教授(栄養学専攻、医学博士)。日本向老学学会会員
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感想・レビュー
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