内容説明
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の誕生地であり、彼らを支えた数多くの武将の出身地でもある東海地方。この地域には江戸時代に多くの城下町が栄えた。今もそこかしこに残る城下町時代の歴史と風土を訪ねるガイドブック。
目次
愛知(名古屋市 名古屋城―家康の権勢を天下に知らしめた城;犬山市 犬山城―木曽川を眼下に見下ろす優美なる天守閣 ほか)
静岡(静岡市 駿府城―徳川家康が最も愛した居城;浜松市 浜松城―若き家康が駆け抜けた町 ほか)
岐阜(岐阜市 岐阜城―道三・信長の町づくりを体感;郡上市 郡上八幡城―水清く、踊りににぎわう城下町 ほか)
三重(松阪市 松阪城―蒲生氏郷が基礎を築いた東海きっての商都;津市 津城―藤堂高虎が基礎を築いた三重の県都 ほか)
滋賀(長浜市 長浜城―琵琶湖を利用して築かれた秀吉の出世城;彦根市 彦根城―近世城下町の教科書的構造 ほか)
著者等紹介
中井均[ナカイヒトシ]
1955年大阪府生まれ。龍谷大学文学部史学科卒業。現在、長浜市長浜城歴史博物館長。NPO法人城郭遺産による街づくり協議会理事長、龍谷大学・同志社大学非常勤講師なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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niwanoagata
16
基本中井先生の本にはケチつけないが…気持ちもう少し細かい史跡も紹介した方が良かったと思う。あくまで城下町を歩く本なので。にしても二俣城に一週間プレハブの天守が出来ていたとは、、見てみたかった。2020/07/05
愛理ちゃん88
2
西尾城近隣には昭和の風情を残す通りが現存。家康が止宿した「西尾山康全寺」があることが松平家の城下町であることを気が付かせる。2014/08/10
左近
2
ありがちな“城下町グルメ”に走ることなく、ちゃんと歴史という観点を貫いていた。コラムも結構面白い話が並ぶ。図面や写真が多いのは良いが、縄張図がほとんど載っていなくて残念(毎回言ってるような…)。あと、犬山城と木曽川を隔てた対岸のでっかい山は伊木山砦とか、写真に近隣の城が写ってた場合は、豆知識的に付け加えておくと、更に楽しかったかも。それにしても、まだ行ってないところがたくさんあるなぁ。2012/10/26