内容説明
受け入れがたい自分の人生を受け取らせてくれる働きと力を持った言葉とは。
目次
第1章 「迷っていない」という迷い(国家が精神的に貧しいとそこには邪見が大手をふって歩く。;人間というものは、自分の心にしか迷わないものなのです。 ほか)
第2章 娑婆を生きる姿(私どもはそらごと・たわごとのことに真剣になって…;人生を離れて宗教はないと同様に、宗教を離れて人生もない。 ほか)
第3章 死が私に問いかけるもの(我々は霊柩車に乗るような自分を助け出したいと思って、…;いま、どこへいっても、としよりが淋し淋しいと… ほか)
第4章 念仏申しそうらえども(仏の心は「我よく汝を護らん」である。;仏教は自分を問題にし、自分の生き方を根本的に問い確かめる ほか)
第5章 たまわりたる信心(自分自身のあり方に深く気づく。その深く気づくという事柄が…;信心は身に付くものであって、所有すべきものでありません。 ほか)
著者等紹介
釜田哲男[カマダテツオ]
真宗大谷派・教願寺住職。1942年現在の韓国、論山市に生まれる。1945年終戦により引き揚げ。永見市味川の了瑞寺へ。福井県大野市に移住。1961年福井県大野市の大野高校卒業。1969年大谷大学修士課程修了。大谷大学学生課長、総務課長、入試センター事務長など歴任。1998年大谷大学を退職。現在、富山県南礪市福野の教願寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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