感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
栗山いなり
4
金沢の方言についてまとめた著書。とはいえ2005年刊行の本だから流石に今現在もこの本の様な感じだとは思わんが(苦笑)。金沢には何度か行ってるだけに尚更そう感じる2020/04/27
みたき
2
新聞でコラム連載したものをまとめた本の改訂版。うちは金沢とのクウォーターなので(笑)金沢弁の使用頻度は高めです。単語として金沢弁を見ると書き文字との親和性のなさが…。イントネーションとかのんびり話す口調などが反映されないからでしょうねぇ…。「行く」の敬語表現が「行くまさる」なんですが書き文字で見ると「行く・まさる」と区切ってしまいたくなる。話者のイントネーションは「― ̄ ̄ ̄_」こんな感じかな。区切らない。この辺がこの本では通じにくいところですね~。まぁ読んでて面白かったです。2013/03/27
mamaru
0
生まれも育ちも東京だけど、長い休みには石川県の祖父母のもとで過ごした私、帰省中は方言バイリンガルみたいになる。帰りがけに小松空港で見つけたこの本、石川県の方言の特徴がよくわかる。さらに、祖父母は生粋の方言ユーザーであること、また、東京の実家で使っていたことばが一部金沢ことばであることも判明。夏休み自由研究で方言まとめた息子にも勧めよう。2014/08/11
debehatop
0
金沢方言を中心に富山、福井、新潟から東北まで言語としての特徴や関係性、その伝播について紹介されています。日本の東西で異なる文化がありますが、金沢は西の影響を大きく受けつつも、東西日本の中間に位置する場所でもあり、事は単純ではありません。どちらにも属さない独自性を持つというのもおもしろいです。2022/01/10