内容説明
戦争のかたわら農民の支配に苦心し、「大坂城の北陸版」として金沢城を創建した初代利家。豊臣と徳川の間で苦悩しながら、北陸で関ヶ原の戦いを迎えた二代利長。徳川家との結びつきを深め、改作法、キリシタン禁制、家臣団掌握で百万石の繁栄を築いた三代利常。加賀百万石への決断と苦悩。
目次
第1章 前田利家の人と治世(利家の人物像;棚木合戦と利家―越前小丸城出土文字瓦の理解をめぐって;利家の在地支配体制;金沢城の創建;利家の領国経営)
第2章 前田利長・利常の人物と政治(利長・利常の治世と人物像;利長と天下分け目の戦い;利常の財政政策;利常と改作法)
第3章 前田利常の諸政策(キリシタン禁制の展開;白山争論と利常)
著者等紹介
見瀬和雄[ミセカズオ]
1952年石川県珠洲市に生まれる。1977年金沢大学法文学部史学科卒業。1985年國学院大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、富山工業高等専門学校教授。博士(歴史学)
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