内容説明
本書は、北海道の日高山系と大雪・夕張山系の流域を中心とした流域動態に係る調査・議論結果をもとに調査の手法などをまとめたものである。
目次
1 流域の動態とは(流域とその変動;流域変動の時空間認識;流域変動の時空間情報;実地流域における土砂移動情報;土砂移動と流域動態特性)
2 流域調査の方法(現地調査の準備;土砂の生産を調べる;土砂の滞留を調べる;土砂の流出を調べる;出水災害の土砂移動を調べる)
3 流域認識の方法(土砂生産から流域特性をみる;土砂移動から流域特性をみる;出水の影響をみる)
4 土砂動態から流域保全を考える(土砂移動と安定河道;流域土砂動態の予測;流域土砂動態と流域管理計画)
著者等紹介
新谷融[アラヤトオル]
1941年生まれ。現在、北海道大学大学院農学研究科教授。専門は、砂防学
黒木幹男[クロキミキオ]
1946年生まれ。現在、北海道大学大学院工学研究科助教授。専門は、河川工学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。