目次
栽培植物の栽培化と野生化―適応的進化の視座から
第1部 「栽培化」の成立機構とその伝播(セリ―遺伝的多様性と栽培セリ;栽培アズキの成立と伝播―ヤブツルアズキからアズキへの道;野生種ツルマメ―栽培ダイズとの自然交雑の傷跡を探る;日本列島のタケ連植物の自然誌―篠と笹、大型タケ類や自然雑種;多目的植物タケの民族植物学;野生化した薬用植物シャクチリソバ)
第2部 美しさと香りの栽培史(イエギク―東アジアの野生ギクから鮮やかな栽培品種へ;サクラソウ―武士が育てた園芸品種;雲南の野生バラ―気品の起源;チャ―癒し空間をつくる植物、その起源)
第3部 栽培植物が支える文化多様性(黒潮洗う八丈島におけるコブナグサの栽培化;ヤナギタデの栽培利用―「葉タデ」と「芽タデ」とと愛知県佐久島の半栽培タデ;タイワンアブラススキの民族植物学;東南アジアの極小粒ダイズ―山戎菽の末裔か?;雲南の植物食に見られる文化多様性)
著者等紹介
山口裕文[ヤマグチヒロフミ]
1946年長崎県佐世保市に生まれる。1977年大阪府立大学大学院農学研究科博士課程修了。現在、東京農業大学農学部教授、大阪府立大学名誉教授。農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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