出版社内容情報
北海道・稚内から北に進路をとる。日本でもっとも近いヨーロッパ、サハリン(樺太)がそこにはある。国境を越える旅の醍醐味を今。領土問題。隣国との喧噪。日本人が抱く、重く暗い国境(ボーダー)イメージ。国境は砦ではなくゲートウェイに。あかるく楽しく、そして生き残りをかけた地域創造。
日本初のボーダーツーリズム(国境観光)が北海道・稚内からサハリン(樺太)をつなぐ。まちおこし、観光学、人類学の必読文献。
はしがき …………… 岩下明裕
? 稚内からサハリンへつなぐ …………… 井澗裕
? 稚内―サハリンに向き合う国境のまち …………… 中川善博
? コルサコフ―知られざる歴史のまちを行く …………… 井澗裕
? 北緯五〇度―かつての「陸の国境」を訪ねて …………… 刀祢館正明
? 国境観光への誘い …………… 岩下明裕・井澗裕
コ ラ ム
さいはての国土・樺太を目指した人びと / 銀河鉄道は通ったか / ユジノサハリンスクも歩いてみよう / サハリン州郷土博物館を見る / 札幌のなかのサハリン・樺太
井澗 裕[イタニ ヒロシ]
井澗 裕
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 共同研究員
北海学園大学 札幌学院大学 非常勤講師 専門はサハリン樺太史
岩下 明裕[イワシタ アキヒロ]
岩下 明裕
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 教授
九州大学アジア太平洋未来研究センター 教授
専門はボーダースタディーズ(境界研究・国境学)
中川 善博[ナカガワ ヨシヒロ]
中川 善博
稚内市サハリン課 主査
刀祢館 正明[トネダチ マサアキ]
刀祢館 正明
朝日新聞 編集委員
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