感想・レビュー
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吉田文和・池田元美・深見正仁・藤井賢彦先生による2010年の編著。三部作の二巻目にあたる。副題に基礎知識と足元からの地域づくり、とあるようにIPCC第4次評価報告書をもとにした地球温暖化の概要、2020年の中期目標のあるべき姿、低炭素社会への道程、共通だが差異ある責任の法的解釈、排出量取引の経済学的解説、グリーン・ニューディールの可能性と課題、地方自治体から始める低炭素社会の構築(とくに北海道の地方自治体を中心に)、そしてエコ・ツーリズムへと議論が展開する。地球規模で考え、足元から行動する指針となる一冊。2011/06/27