目次
第1部 ティムール帝国とチンギス・ハン家(ハン制度の成立と展開;ティムール帝国の対チンギス・ハン家婚姻政策)
第2部 ティムールの後継者問題(ティムールの後継指名とシャールフ政権の成立;ファールス総督イスカンダルの反乱をめぐって)
第3部 テュルク・モンゴルの法制と祖先伝承(ティムールとヤサ;テュルク・モンゴル伝承と四ウルス叙述法)
第4部 ティムール帝国の部族とアミール(ティムール帝国のテュルク・モンゴル諸部族に関する新史料;部族出身のアミールとその諸活動;ティムール帝国のグラームとグラーム出身のアミール)
著者等紹介
川口琢司[カワグチタクシ]
1959年北海道に生まれる。1982年北海道大学文学部史学科卒業。1993年北海道大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。1995~1997年財団法人東洋文庫奨励研究員。現在、北海学園大学・札幌国際大学・藤女子大学・北海道武蔵女子短期大学非常勤講師。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BIN
8
ティムール帝国の研究書です。同著者のティムール帝国を読んでいた方が入りやすい。というかいろいろ知ってないと無理です。チンギス統原理なのかチンギスハンの子孫の女婿になることに非常に拘っていたことやティムール死後の反乱について非常に詳しい。奴隷出身のアミール(司令官?)が多かったのもちょっとびっくりしました。かなりティムール帝国に興味がないと厳しい一作です。2018/06/30
たぬき
1
摂関政治やら院政やらが、頭をよぎる2014/03/17
宵子
0
再読。部屋を掃除していたら出てきた。 中央アジアや西アジアを支配下においたティムールが作った帝国で、どのような統治体制が取られていたか書いたもの。ティムール朝の政治や制度に関心がある人にはおすすめ。ただし、歴史のロマンティズムに関心がある人には退屈な内容かもしれない。2014/02/12




