内容説明
人類史の1/20000の時間帯に起こったこと。ユネスコにおけるシルクロード調査から「文明間の対話」を、さらに諸文明に「通底する価値」を発信した著者が、文化の多様性とSDGsの基礎となる「間の哲学」に至った知の出会いの道程を語り、人間中心主義をホールネスの認識に転換する地球倫理を提唱する。
目次
第1部 地球倫理への道―通底する価値を求めて(科学と文化の対話―ユネスコの使命;通底する価値を探る;聖性と霊性の変遷―一神教と多神教)
第2部 人類文明の多様性―「あわいの智」へ(メシア思想と覇権主義;キリスト教と仏教;イスラーム文明との対話;ルネサンスとは何か?;あわいの智へ―オーギュスタン・ベルクの風土学が語るもの)
第3部 アカデミア賞受賞記念講演(「普遍」から「通底」へ―人類文明の危機と日本の役割)
著者等紹介
服部英二[ハットリエイジ]
1934年生まれ。京都大学大学院にて文学修士。同博士課程単位取得後、仏政府給費留学生としてパリ大学(ソルボンヌ)博士課程に留学。1973~94年ユネスコ本部勤務、首席広報官、文化担当特別事業部長等を歴任。その間に「科学と文化の対話」シンポジウムシリーズ、「シルクロード・対話の道総合調査」等を実施。94年退官後、ユネスコ事務局長顧問、同官房特別参与、麗澤大学・同大学院教授、国際比較文明学会副会長等を経て、麗澤大学国際研究所客員教授、地球システム・倫理学会会長顧問、比較文明学会名誉理事、非営利一般財団法人京都フォーラム至誠塾長、NPO法人世界遺産アカデミー理事、世界ユネスコ協会・クラブ連盟名誉会長。1995年フランス政府より学術功労賞オフィシェ位を授与、2010年全国日本学士会よりアカデミア賞を授賞される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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