アイヌからみた北海道150年

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アイヌからみた北海道150年

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  • サイズ B6判/ページ数 124p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784832934054
  • NDC分類 211
  • Cコード C1036

出版社内容情報

「北海道命名150年」をアイヌの人たちはどのように見つめていたのか。開拓を否定するのではなく、この土地が持つ悲しみや努力や希望の物語をアイヌと和人が共に継承するために……。30名を超えるアイヌの人たちが多様に紡ぐ、過去と現在、そして未来への思い。

目次
まえがき「アイヌからみた北海道150年」を自分の言葉で語ること(石原真衣)

アイヌの過去と、アイヌの現在――アイヌモシリ、蝦夷地、北海道(石原真衣)
150年後(Oki Kano)
考え方(天内重樹)
血の誇り(五十嵐タカヒロ)
未来に向けて(石原イツ子)
フチからの伝承(宇佐照代)
育て合う(岡田勇樹)
アイヌの足跡が残る土地から(織田登)
読んでみて、学んだこと(貝澤幸希)
北海道150年に思うこと(萱野公裕)
より良い未来を願って(川上恵)
過去に目を閉じる者に、未来はない(木村二三夫)
土から生まれて土へ還る(葛野次雄)
北海道150年(郷右近富貴子)
「今」を生きるアイヌが「未来」を見据えて(酒井学、酒井真理)
先住のアイヌ無視して開拓す北海道史百五十年(清水裕二)
北海道150年に思うこと(床みどり)
真の歴史(戸塚美波子)
ひとりとなるも(土橋芳美)
樺太アイヌ(エンチゥ)として生きる(楢木貴美子)
北海道150年記念に思うこと(橋本隆行)
二つの節目(八谷麻衣)
共に生きる(本木知也)
北海道命名150年に物申す(八重樫志仁)
若きウタリに(山本栄子)
北海道150年を節目に多文化共生を考える
続いてきたこと、続けていくこと
変化の中を生き抜いてきたアイヌ民族
私の願い
自分とアイヌの関わりについて
百五十年、胸中に去来するもの(新井かおり)
北海道平取町二風谷&東京出身(鵜澤加那子)

あとがき――物語を継承する(石原真衣)



著者紹介

石原 真衣(イシハラ マイ)
1982年サッポロ生まれ。母方の祖母がアイヌ、父方の祖母は琴似屯田兵で会津藩士の出自であるマルチレイシャル。高校時代のアメリカ留学を経て北星学園大学卒業後、高校、専門学校で勤務。北海道大学大学院に進学し博士号取得。
現在、北海道大学アイヌ・先住民研究センター助教
専門は文化人類学。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

88
編著者の石原真衣とその家族にとって「北海道150年」とは、アイヌとしての喪失と沈黙の歴史だと言う。1869年8月明治新政府は和人地と蝦夷地、国後・択捉島とその周辺の島々を「北海道」と命名し、アイヌの日本化を推し進めた。縄文時代から続縄文文化が続き、本州のエミシ文化が7世紀末に北海道中央部へ擦文文化と変容し、オホーツク文化との融合で13世紀にアイヌ文化が成立する。17世紀には千島列島北部までアイヌが拡大した。「ゴールデンカムイ」やアーチストOKI、2019年アイヌ施策推進法で、差別の歴史が変わればいいけど。2022/06/04

ドラマチックガス

15
2018年の「北海道命名150年」に合わせ、有名無名のアイヌの方々がそれぞれの思いを述べる。この手の本の常として、無名の方の言葉のほうが響くもの。薄くて読みやすいのだけれど、もう少し多くの人を集めてほしかったという気持ちも(そもそもどうやって集めたコメントなんだろう)。編者である石原真衣さんの「立場性」を問題視するスタンスに違和感をもってしまうものとしては、新井かおりさん(というより野間易通さん?)の「和人もまたアイヌ問題をつくる当事者として発言を」という言葉がありがたかった。2024/10/04

門哉 彗遙

5
そう言えば「熱源」(川越宗一)にもアイヌの人たちが土地を奪われ強制移住をさせらる場面が書かれていた。この本では、ニューヨークと札幌の町が似ている。それはどちらも先住民族を追い出して作られた町だからだとも書かれている。「北海道は明治政府がアイヌから奪った土地であり、植民地であることを隠すために北海道と命名された」2022/05/01

よきし

5
被征服者であるアイヌ側から北海道制定150年をどう感じたのか、その声を収録した本。先住民として差別され収奪され弾圧され、滅び行く民族であることを選ばされた時代を経て、今の彼らの声の多様と切実さを受け取ることは和人たる私たちの責務でもある。一言でなく、弾圧した私たち自身の問題であることから目を背けてはいけない。アイヌをユートピア的に語る現代の語りを批判する東京に住むアイヌの視点に立つ新井さんと、先住民として国際的文脈から問いかける鵜澤さんの論考が特に素晴らしかった。2021/12/30

knuuyy

2
たくさんのアイヌの人々が自分の言葉で語っているのがとても良かった。2022/12/24

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