内容説明
「取り除かれるべきもの」を除去し、「場をきれいに保つ」というサニテーションが、社会・文化において、どのような意味をもつのか、そのような仕事を誰がどのように担っているのか、そのことから生じる問題は何かという問いを探求する。
目次
序章 人類の社会・文化にとってサニテーションとは何か
第1部 サニテーションの歴史と社会(「きれい」と「きたない」という対の概念―その普遍と個別;感染呪術と浄化―「きたない」ものを日常に取り込むということ;衛生の思想と歴史―集団としての健康)
第2部 サニテーションを担う人びと(サニテーション・ワーカーの経験と知識から学ぶ―ブルキナファソの地方都市における汲み取り業者について;サニテーション労働とカースト―インドの事例から;汚れた仕事―サニテーション・ワーカーを事例に)
終章 社会・文化にとってのサニテーションの意味を問う
著者等紹介
中尾世治[ナカオセイジ]
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教。専門:歴史人類学、アフリカ史研究
牛島健[ウシジマケン]
北海道立総合研究機構北方建築総合研究所研究主幹。専門:地域計画、社会システムデザイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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