目次
第１部（アスペルガー症候群とはどういうものか；気づかずに成人したときに生じやすいこと；二次障害とその対策）
第２部（家族のかかわり方の基本；環境を調整する；社会生活で身につけておきたいこと（基本的な大人の生活習慣；身近な人とのかかわりで；職場で；地域で））
著者等紹介
辻井正次［ツジイマサツグ］
中京大学現代社会学部教授。子どものこころの発達研究センター地域ネットワーク支援室客員教授・浜松医科大学客員教授。ＮＰＯ法人アスペ・エルデの会ＣＥＯ・統括ディレクター。長年、発達支援の実践に取り組む。日本小児精神神経学会評議員、日本発達障害ネットワーク理事等を兼任
杉山登志郎［スギヤマトシロウ］
久留米大学医学部を卒業後、同大学医学部小児科、名古屋大学医学部精神科、静岡大学教育学部教授などを経て、現在、あいち小児保健医療総合センター心療科部長兼保健センター長。日本小児精神神経学会常務理事、日本発達障害学会評議員等を兼任
望月葉子［モチズキヨウコ］
現在、独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構障害者職業総合センター研究部門主任研究員。発達障害の特性理解や職業生活設計に焦点をあて、学校から雇用への移行支援、雇用継続の支援、職業自立支援等に関する研究課題を担当している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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優希
93
アスペルガーに気づかずに成人した人には最適の入門書だと思います。前半ではアスペルガーの概要を詳しく説明し、後半では生活上での実践的アドバイスになっているので、まさにガイドというのに相応しい内容でした。当事者が陥りやすい不安材料の対処法も知ることができましたし、自分の生活の中で取り入れるべきところは参考にしていきたいと思います。2016/10/20
みゃーこ
67
近年脳科学の進歩により自閉症スペクトラムの脳機能障害の本体が画像で明らかになり支援の有効性が明確になるなど研究が急速に進んでいるという。大人のアスペルガーにとって出来ること出来ないことをはっきりと理解し快適な生活が送れるよう対策を講じていくことが本人のみならず周囲や社会にとって有用なのである。2013/11/18
Tadashi_N
17
自閉症スペクトラムでも暮らしやすくするためには、自分自身や周囲の理解が非常に重要。2016/03/23
きるきる
5
後半はノートに書き写しました。でも今日も早速出来てなく…(>_<)些細なことに自分の思い通りでないとパニックに。相手にまた自分の正義を言い募ってしまいました。父いわく、私の家庭には正義はない。邪悪な中身をどう我慢するか、スルーするか。世間がどう言おうが、関係ない。2013/07/06
鈴木双葉（全日本目が死んでる団団長）
4
丁寧に書いてある良書だと思いました。／「調べてみたら発達障害だった」と周囲に言っても、「そうなんだ」と受け止めてくれる人もいれば、「でもそんなの個人差の範疇でしょ。当人の努力と心がけの問題」で片づける（私から見ればバリバリに定型発達の）人も。個人差の範疇で済まないことが多いから「障害」と呼ばれるようになったのにな。発達障害関連のネット記事のコメントが、まるで「発達障害者被害者の会」みたいになってることも。たまたま具合のいい脳を持って生まれたことは、あなたの手柄ですか？と言いたくなる。2018/05/26
