目次
序章
第2章 症状(見捨てないで;リストカット ほか)
第3章 回復(主治医との別れ;治療を受けたいのに ほか)
第4章 対応(だんだん私が感情的になってきました;口八丁の社員 ほか)
第5章 誤解(同僚がうつ病だというのですが…;うつ病の夫のために ほか)
第6章 展望(妹からの訴訟)
著者等紹介
林公一[ハヤシキミカズ]
精神科医。医学博士。月のアクセス数が150万を超える「Dr.林のこころと脳の相談室」を運営中。このサイトの中心である「精神科Q&A」は、読者からの質問に林医師が事実を回答するもので、明るい事実・暗い事実・希望を持てる事実・希望を持てない事実を問わず、直截に回答している。なお、サイトがクリニックの宣伝の要素を持つことを避けるため、実際の診療場所などは一切公開していない(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
24
境界性パーソナリティ障害―患者・家族を支えた実例集。林 公一先生の著書。境界性パーソナリティ障害の症状や対処法を一から教えてくれている実例集。精神科医で医学博士の林 公一先生。林 公一先生のお話は専門的なのに一般の人にもわかりやすいから境界性パーソナリティ障害の知識がある人も境界性パーソナリティ障害がない人も境界性パーソナリティ障害に苦しんでいる人も今は境界性パーソナリティ障害とは無縁な人も誰でも学べる内容。Dr.林が多くの人の尊敬を集めているのは当然のこと。2022/07/23
ステビア
8
さすが林先生。わかりやすい。「きみかず」って読むんだね「こういち」だと思ってたw2014/04/27
Para
4
〈図書館〉感情が不安定、自傷行為、信頼していた人を嫌悪する(手のひら返し)、見捨てられ不安としがみつき、境界性パーソナリティ障害のこれらの特徴を踏まえて、分かりやすく解説している。第三者の対応としては、「全体の対応を統一する」「出来ることとできないことを明確にし、見守る」「出来ないことがあっても見捨てたわけではないことを伝える」「依存させず見守る」。とても分かりやすいが、本人が出来ることがほとんど書かれていないのが残念。それが治療が難しいといわれるこの障害の現状なのかな。2015/09/22
m k
3
自分がBPDの傾向があるな…と思い勉強し始めたが、思考「見捨てられ不安」の部分はかなり共感できるが、パーソナリティ障害ではない点や、全部の対人関係に当てはまらない点などから、BPDではないなぁということを再認識する本でもあった。しかし、自分が恋人との関係で、枠組みがないと不安になると伝えたことがおり、それが対応の部分に載っていたので、自分はあながち間違っていなかったのだなぁと思ったり。2022/05/27
さとみU・x・U
3
語弊があるかもしれないけど、面白かった。 様々な症例で説明がなされているので、分かりやすく、読みやすかった。 境界性パーソナリティの、世話焼きさんにはならない様にと、強く心にとどめておこうと思った。 昔は身体障がいも差別されていましたが今は理解が増してきた様に、パーソナリティ障がい、その他の障がいや病気に関しても、きちんと理解される社会になって欲しいと強く思います。 私も、もっと理解出来るように努力しなければと感じました。2014/08/11