目次
若年のがん
重複がん
家族の心配ごとを抱えて
がん治療と仕事との両立
後遺症に苦しむ
再発を繰り返して
家族の立場から
著者等紹介
宇津木久仁子[ウツギクニコ]
医学博士、癌研究会有明病院婦人科医長。1983年山形大学医学部を卒業し、山形大学医学部付属病院勤務。1989~1991年米国ベイラー医科大学に留学。1994年から癌研究会付属病院に勤務し、現在にいたる。日本産科婦人科学会専門医、婦人科腫瘍専門医、細胞診専門医、国際細胞診専門医。日本臨床細胞学会評議員。臨床の傍らで、癌治療中の患者さんの脱毛や美容のケアを目的としたボランティア「帽子クラブ」を主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くりりんワイン漬け
10
とても大切な家族との絆、自分の心の置き所について深く考えさせられる患者とその家族の方々のお話しです。家族だけでなく同じ病気をもつ人同士の支えあうことで、人生を楽しくありがたく思いながら過ごしていこうとする強い気持ちを感じました。「私がんになりました」的な本とは全く違います。最後に少しご紹介します。「今、元気で働けることがかけがえなく大切なのです」「普通に生活している自分のままでいること」「がんばれではなく、退院を待っているから」「私はいつも強いわけではない。私もまた、人の優しさに救われたい」2016/05/11