内容説明
中高年者の膝痛の原因として最も多いのが「変形性膝関節症」。加齢による変化を土台として発症し、現在日本ではレントゲン上で変形性膝関節症と診断される人が1000万人以上いると推定されます。本書では、変形性膝関節症について症状や膝関節変形のメカニズム、治療について述べ、さらに本症の発症と進行に影響するさまざまな危険因子に関して分かりやすく解説しています。
目次
第1章 変形性膝関節症とはこんな病気(老化にともなって膝はどう変化するか;年齢とともに増える変形性膝関節症 ほか)
第2章 変形性膝関節症ではどんな治療をするか(治療の目標―完全治癒はむずかしい!?;手術をせずに治す方法(保存的治療) ほか)
第3章 変形性膝関節症の検査と診断(診断の手順;こんな検査が行われることも)
第4章 変形性膝関節症とまぎらわしい病気(膝の痛みを起こす病気は多い;変形性膝関節症以外で膝の痛みや腫れを生ずる病気)
第5章 変形性膝関節症の予防(危険因子を知る;日常生活の工夫)
著者等紹介
大森豪[オオモリゴウ]
1985年新潟大学医学部卒業。1985年新潟大学医学部整形外科入局。1990年米国留学(ミネソタ州、Hennepin County Medical Center)。1991年佐渡総合病院整形外科。1992年新潟大学医学部附属病院整形外科、1999年同講師。2002年新潟大学大学院助教授(医歯学総合研究科)。2004年新潟大学超域研究機構教授。日本整形外科学会専門医・日本体育協会認定スポーツ医。Jリーグ、アルビレックス新潟FCチームドクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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