内容説明
本書では、著者の30年以上にわたる臨床の場での不妊治療の経験と、Eメールによる多くの相談の中から、最新の治療を中心にしたよく受ける質問について、Q&Aの形式でできるだけ正確に客観的に、かつわかりやすくまとめた。また、現在ではまだ実験的な治療と考えられるものでも、将来臨床応用が広がる可能性のある方法や、諸外国ではすでに行われているが日本ではまだ認められていない方法についても、解説を加えた。
目次
第1章 赤ちゃんがほしいと思ったら(不妊についてどのくらい知っていますか;妊娠のしくみを知っていますか;女性の病気と不妊)
第2章 病院のドアを開けたら(不妊検査はこうして行われる;治療の内容と進め方;妊娠、その後;病院や医師についての悩み)
第3章 注目の最新不妊治療(人工授精;体外受精・胚移植;顕微受精;最新の不妊治療)
第4章 男性不妊はこうして検査・治療する(男性の不妊治療)
第5章 夫婦(ふたり)でできること(不妊を改善する生活ポイント;心のケアについて)
著者等紹介
佐藤芳昭[サトウヨシアキ]
1941年東京都に生まれる。1967年新潟大学医学部卒業。1968年インターン終了後、新潟大学産婦人科副手。1974年新潟大学医学部支部教官講師。医学博士。1985年米国ベイラー医科大学産婦人科・不妊生殖内分泌部門留学、ヒューストン聖ルカ病院勤務。1992年厚生連相模原協同病院産婦人科副院長就任。2001年ソフィアレディスクリニツク開院、現在に至る。新潟大学大学院医歯学総合研究科(生殖生理学部門担当)講師、麻布大学環境保健学部講師(生殖生理・不妊症学担当)、日本不妊学会評議員、日本内分泌学会代議員、日本産婦人科学会専門医、アメリカ生殖医学会会員ほか
本間由美子[ホンマユミコ]
フリーライター。新潟県在住。1992年、フリーライターとして地元新聞社『新潟日報社』の仕事をスタート。その後、県内や東京の雑誌社などでも執筆。2001年より新潟県民文化祭新潟出版文化賞選考委員就任。現在に至る
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