内容説明
父が、母が、夫が、妻が、「痴呆」と宣告されたら。戸惑いながら、苦しみながら、もがきながら、必死に「ぼけ」と闘っている家族の姿をありのままに綴る。
目次
ボランティア活動で学んだ知恵をいかして姑の在宅介護を実践
デイサービスを軸に実母の在宅介護を続ける
一心同体の介護で、若年性アルツハイマー型痴呆に冒された妻を看取る
自営業を行いながらの在宅看護、「割り切り」が持続のコツ
母親の介護をめぐる試行錯誤が残した兄弟間の亀裂
介護の重荷と親族の財産争い、二重の苦しみが介護者を襲う
若年性アルツハイマー型痴呆の夫を支える妻、十余年の在宅看護
高齢者のアルツハイマー型痴呆、介護する妻も共倒れ寸前に
家族環境の悪化が招いた痴呆の進行、行き詰まった在宅介護
煙草を離さない「まだらぼけ」に窮し在宅介護も限界に