内容説明
誰もが老い、誰もが食べられなくなるリスクを持っています。この本を読んでいただいた皆さんが、明日、食べられなくなるとは言いません。しかし、明日、そのような障害は生じないと断言できる人もいません。自分自身の問題として、自分たちが生きている社会の問題として大いに関心を持とうじゃありませんか。介護従事者必読の書。介護予防時代の口腔ケアを多方面の専門家が語る。
目次
はじめに 口からはじめる生活支援と地域ネットワーク
第1章 口から食べること(口から食べることは人間らしく生きること;口から食べることで生活はどう変わるか―胃ろうから考察する ほか)
第2章 摂食・嚥下障害と食(摂食・嚥下のメカニズムとその障害;摂食・嚥下障害の機能訓練 ほか)
第3章 口腔ケアの役割(口腔ケアと介護予防;口腔ケアの役割とは―実践を通して見る口腔ケアの意義 ほか)
第4章 地域のネットワークと実践(地域で支えるためには;コミュニケーション関連職種の活躍の場を広げよう ほか)
著者等紹介
五島朋幸[ゴトウトモユキ]
1991年、日本歯科大学卒業。1993年、同大学助手。2000年、医療法人社団星秀会理事、在宅診療部代表に就任。2003年よりふれあい歯科ごとう代表。NPO法人生と死を考える会理事、日本プライマリ・ケア学会評議員、ホームケアを支える会代表世話人なども兼任
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