内容説明
南方性害虫の日本での生息状況、生物環境や農作物等に及ぼす被害状況、温暖化にともなう今後の北部への分布拡大の可能性、生活史の変化などを取り上げる。
目次
序 温暖化と南方性害虫の生活史と耐寒性
1 温暖化と分布拡大(フタテンチビヨコバイとワラビー萎縮症;ミカンキジラミの食性、耐寒性と分布;近年侵入したグンバイムシ3種の分布拡大 ほか)
2 休眠と越冬(ミナミキイロアザミウマ:加温施設で温暖化の先取り;タバココナジラミバイオタイプBとQの日本における野外越冬の可能性;珍種から大害虫になった亜熱帯コガネムシ:二つの休眠の進化とその意義 ほか)
3 生活史と耐寒性の地理的変異(海を越えて飛来する長距離移動性水稲害虫;侵入害虫キムネクロナガハムシの生態と分布拡大;ハモグリバエ類の生活史と地理的分布 ほか)
4 索引
著者等紹介
積木久明[ツミキヒサアキ]
元岡山大学資源生物科学研究所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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