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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Reticle
5
いわゆる私写真の構造――閉じた人間関係に写真が入り込むことによる,一方ともう一方の《撮る/撮られる》,撮られた写真と他者の《見る/見られる》の重層的な関係のシナジー――を強く感じる本作品。1巻ではもゆると銀(しろ)の《撮る/撮られる》が主題だったが,本巻では《見る/見られる》が主題となる。それは友達相手やSNSから始まって,コンテスト,展覧会だったりするが,撮影者の思い入れと切り離された第三者に,何がしかの感情や批評的感性を喚起することでもある。もゆるは誰にどう見せて行くのか,その選択が興味深かった。2024/08/17
北白川にゃんこ
3
静かな空気が心地よい漫画だった2024/07/16
EMA
3
せつなとかなめとも知り合い、更に広がるもゆるのトイカメラ生活。コンテストに出る事にしたけど上手く撮れている写真がなかったり、しろとすずも写真を撮ったり、毎日が楽しく過ぎていく。もゆるがコンテストに出る事にした目的とは何なのか。カメラを持つことで生活が輝いて見える様子が感じられて面白かった。物語としてはここで終了だけど、これからも続くもゆる達の日常に思いをはせてしまう。2022/07/16
YS-56
2
正解は八百万通り。思うままに悩み、楽しむことです。2022/07/09
ぱ隹越九朗
2
フィルムカメラ、しかもトイカメラという不便極まりないもので写真を撮ることの魅力と、そこから生まれる人間関係の始まり、変化、再生、そういったものをたくさん詰め込んだ完結巻。彼女たちの日常が特別になっていく様子がとても丁寧に描かれています。若鶏にこみ先生はキャラクターのセリフに生の質感を込めるのがとても巧みだなと思います。きっとこれから折に触れては読み返す作品になります。2022/06/28