出版社内容情報
感情の起伏を引き金に「過去に戻る病」を抱える夫・未来は時を繰り返し巡り、妻・めぐるの殺害を阻止することに成功したが、犯人を捕まえることはできなかった。未来は再び迫る危機に備え、自身の病を制御するために、母に連絡を取るが…。そして、新たな悲劇が夫婦を襲う――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美紀ちゃん
39
自分の病気「過去に戻る病」をずっとめぐるさんに隠していたが、ついに打ち明ける。すでに何度も(何度?わからなくなってきたぞ?)殺されているめぐるさん。今までのことを打ち明け先手を打てるのか?次巻へ!2024/02/15
ころこ
33
ミュージカル映画は地の文(現実)があり、ミュージカル部分で反実仮想を行う。ミュージカル映画の面白いところはミュージカルの部分が現実に影響を与えるところだ。このミュージカルにあたるのがタイムリープではないか。何回か失敗してリセットされたはずの反実仮想が、失敗しながらも少しずつ現実に影響を与えていく。失敗したがゆえにと言いたいところだが、その失敗が再帰的に検証されることで感情表現となっている点が面白さのひとつだ。仄めかされた犯人が悪意とは限らない。2025/01/13
JACK
12
☆ 襷未来(たすきみらい)は感情の起伏が激しくなると、過去に戻る病気の持ち主。妻のめぐるが何者かに殺された事で過去に戻るが、犯人は誰か、動機は何か、どうしたらめぐるを守れるかが分からない。やり直しても、めぐるは殺されてしまう。何度も過去に戻ってやり直す未来だったが、彼の病気は無敵の超能力ではなかった…。一捻りされたタイムリープもの。この手のマンガは沢山ありますが、病気で過去に戻るという設定は魅力的。巻末に新展開があったので先が気になります。マイナーな作品ですが多くの人に読んで欲しい。オススメ。2023/01/25
毎日が日曜日
8
★★★★2024/04/15