内容説明
現代に生きる女たちの哀歓を描く短篇小説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノコノコ
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6編が収録された短編小説集で、2つ目のタイトルが「猫」ということで、猫に釣られて読みました。猫は脇役ですが、重要な役割です。1つ目も同様に猫が出てきます。こちらは猫にとってかわいそうな話しです。 夢というのはなかなか現実にならないという意味と思いますが、6編とも、「人生、思い通りにならない」ということを表していると思われ、よく書かれていて、いずれも、起承転結の”結”がうまく書かれていると思います。ただ、いずれも暗い話ばかりで、気が滅入ってしまうので、次は明るい話を読みたくなりました。2012/04/14