内容説明
腐りかけた肉から真の精神愛を取り出そうとした不条理の冒険者、三島のめざした倫理革命を、演劇・ギリシア神話・エロティシズムなど多方面から探り、自死の意味を明らかにした注目の書!
目次
三島由紀夫の内面の岩漿
死の尊厳を重んじた三島
たくましいプラトーンの想像力
中村歌右衛門の女形
バタイユの聖なる神とは
見たくない真相を見せるバタイユ
詩人アルトーの演劇とは
三島と太宰の相似性
ベジャールの両性具有論
「午後の曳航」を読んだベジャール
ベジャールと三島の共通性
悪霊にサクレを見たゴヤ
ニーチェの哲学は超人への呼びかけ
三島文学を愛したストークス
サイデンステッカーの三島観
三島の深部をつかむ磯田光一
徳岡・パンゲの「自死」対談
45年11月25日に三島由紀夫自決
ドナルド・キーンへ最後の手紙〔ほか〕
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- 刑法各論 (第3版)