感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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最近、感想も本を登録する暇もない笑 北川冬彦は安西冬衛との『亜』の同人から始まって『詩と詩論』の「短詩運動」→「散文詩運動」というように並走していく存在ゆえに同時に語られる存在であったし、彼ら自身も互いをライバルとしてみなしていたから仕方もない部分もあるが、詩人としては遥かに北川冬彦の方が優れているように思える。例えば、安西の代表作といえば「てふてふが一匹韃靼海峡を渡っていった」であるが、あとは良くて「軍艦茉莉」ぐらいだろう。北川冬彦の詩は今読んでも十分強度を持っているように思える。2017/10/14
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