内容説明
束縛から自由への道を示す禅と、自己疎外からの解放を目指す精神分析の邂逅。
目次
1部(無意識と現実界;現実界と哲学―デカルトとハイデッガー;人間的主体の生成過程;精神分析の目標)
2部(絶対無;ラカンと禅仏教)
3部(洞山―鏡像段階と悟り;臨済―根源的主体性への眼差し;倶胝・南泉・巌頭―言語活動の根源相;道元―存在と時間の一体性;自隠―静けさの響きと慈悲の精神)
著者等紹介
西村則昭[ニシムラノリアキ]
1962年生まれ。1986年京都大学文学部哲学科卒業。1990年京都大学教育学部教育心理学科卒業。1995年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、仁愛大学人間学部心理学科教授。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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