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出版社内容情報
お寺と社会の間に溝ができ、人々から期待されなくなったのはなぜか? 多くの寺院・僧侶を取材する中で見えてきた、お寺を取り巻く状況と今後の可能性について、実例をまじえながら切り込んでいく。
《目次》
はじめに
第1章 社会とお寺の関係
1 おひとり様社会
1、進む「おひとり様」化/2、生前契約
2 お寺の資本と可能性
1、厳しい現状と希望/2、4つの資本と3つのA/3、ソーシャル・キャピタルとサードプレイス/4、遺贈寄付
第2章 人生の終盤を支える
1 死後事務委任契約を結ぶ
1、永代供養墓を起点に/2、現在帳/3、小さなお寺でも
2 看仏連携
1、地域包括ケア寺院/2、看仏連携とは/3、まちの保健室
3 福祉仏教
1、福祉仏教入門講座/2、お寺と教会の親なきあと相談室/3、施設をつくる
4 老後や死を語る
1、介護者カフェ/2、デスカフェ/3、死の体験旅行/4、グリーフケア
第3章 お寺に足を運んでもらう
1 場を提供する
1、本堂・境内を使ってもらう/2、コワーキングスペース/3、防災拠点
2 お坊さんと一緒に
1、テンプルモーニング/2、朝の勤行
3 イベントと告知
1、イベントの考え方/2、地域のお寺合同で/3、寺子屋・こども食堂など/4、知ってもらう
4 お寺にとっての公共性
おわりに
内容説明
「寺離れ」とよく口にするが、私に言わせればそれは違う。お寺側が「社会離れ」しただけだ。社会に目を向け、地域の人たちのニーズに応え、「このお寺があってよかった」と多くの人に思われたとき、人はお寺に足を運ぶし、お寺を残そうとする。そうでなければ、「葬式仏教」さえ危うくなるし、お寺を存続できるはずもない。「選ばれるお寺」になるために。知っておくべきお寺の強みと可能性。
目次
第1章 社会とお寺の関係(おひとり様社会;お寺の資本と可能性)
第2章 人生の終盤を支える(死後事務委任契約を結ぶ;看仏連携;福祉仏教 ほか)
第3章 お寺に足を運んでもらう(場を提供する;お坊さんと一緒に;イベントと告知 ほか)
著者等紹介
星野哲[ホシノサトシ]
1962年、東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、朝日新聞社に入社。学芸部や社会部などで記者として活躍し、2016年に独立。在社中に墓や葬儀の変化に関心を持って以降、「人生のエンディングを社会でどう支えるか」をテーマに、終活や看取りなどのライフエンディングに関する分野、寺院関係の取材・研究を30年以上続けている。現在、立教大学社会デザイン研究所研究員、立教大学大学院兼任講師、世田谷区生涯大学講師、認定NPO法人「アーユス仏教国際協力ネットワーク」専門委員。毎日新聞WEB医療プレミアで「街のお坊さん 生と死を語ります」を連載中のほか、月刊会員誌『地域寺院』(大正大学出版会発行)などで記事を執筆。各地で講演活動を行う。サイト「集活ラボ」を運営する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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