内容説明
現代における「親鸞像」はここから始まった。親鸞および真宗の歴史学的研究に多大な影響を与えた論文をここに集成!
目次
第1部 親鸞の生涯をめぐって(親鸞の生涯;親鸞の六角堂夢想について;後鳥羽院と親鸞;善鸞義絶状の真偽について)
第2部 初期真宗教団と真仏・顕智(初期真宗教団の展開をめぐる諸学説;真仏上人の生涯;真仏上人の筆跡;顕智上人の生涯;新発見の古写本『三河念仏相承日記』)
第3部 下野国高田から伊勢国一身田へ―真宗高田派の展開(下野国高田山専修寺史考;寺内町一身田;専修寺真慧の教化について;堯秀・堯円両上人の御事績とその背景;円猷上人御事績の歴史的意義;「かんこ踊」と「おんない念仏」―顕智上人の濡れ衣を晴らす)
著者等紹介
平松令三[ヒラマツレイゾウ]
1919年、三重県に生まれる。1941年、京都帝国大学文学部史学科卒業。三重県一身田郵便局長、真宗高田派本山専修寺宝物館主幹、三重県文化財専門委員、龍谷大学文学部教授、真宗連合学会理事長、三重県史編纂専門委員などを歴任。2013年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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