出版社内容情報
「生きる」ということは、「老いて死んでいく」ことをも含む。生に執着し死を恐れる私たちが、「老死」の事実から目を逸らさず、死ぬまでをいかにきちんと生きるのか―。「後生」を問うのは、死後のためではない。今生きているこの人生の大切さを説き明かす、注目の法話集。
目次
後生御たすけそうらえ
国木田独歩の小説
出世の一大事
死を忘れようとしている現代人
人生列車
あと半年のいのち
今のままで死ねますか
四門出遊と五行
何で聞法するのかね
老病死の自覚から始まる仏教の歴史〔ほか〕
著者等紹介
宮城〓[ミヤギシズカ]
1931年、京都市に生まれる。大谷大学文学部卒業。大谷専修学院講師、教学研究所所員、真宗教学研究所所長を歴任。真宗大谷派本福寺前住職。九州大学短期大学名誉教授
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