内容説明
人と芸術の関わりについて、示唆に満ちたルネサンス論を展開!ヴェネツィアにある多くの宮殿や教会、墓廟を訪ね、ゴシックからルネサンスへの移行と、その背後にある人々の精神性の変化を読み解く。建築、デザイン、芸術、教育を熱く語って、現代人にも覚醒を促す1冊。代表作『ヴェネツィアの石』待望の続篇。
目次
1章 初期ルネサンス
2章 ローマ・ルネサンス(学問の誇り(驕り)
地位の誇り(驕り)
体系の誇り(驕り)
不信心)
3章 グロテスク・ルネサンス(賢明に戯れる人たち;人間本性に立ち戻る必要性から戯れる人たち;無節制に過度に戯れる人たち;全然戯れない人たち)
4章 結論
著者等紹介
ラスキン,ジョン[ラスキン,ジョン] [Ruskin,John]
1819‐1900。1842年オックスフォード大学卒業。1870年よりオックスフォード大学芸術学講座を担当
内藤史朗[ナイトウシロウ]
1933年台湾台北市に生まれる。1957年京都大学文学部(英文学)卒業。1976年大谷大学教授、1999年京都造形芸術大学教授。1974年アイルランドのイェイツ夏季大学で講師を務め、1983年オックスフォードのSt.John’s Collegeにて客員として研究に携わる。大谷大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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