内容説明
死とは、何か。見知らぬ誰かの死、愛する人の死、そして、生きているあいだは誰一人として経験できない、自分自身の死―。「経験知」に学ぶ“いのち”のありかた。医師として、また僧侶として「いのちと死」に対し、真摯に向き合ってきた成果の結集。
目次
第1章 二人称の死―新しい概念としての「関係性の死」(死とは?;「自分自身の死」と「他者の死」;「死」と「死の判定基準」 ほか)
第2章 三人称の死―今、再び脳死と臓器移植を問う(脳死とは何か;脳死は人の死か;脳死は「死の判定基準」として妥当なのか ほか)
第3章 一人称の死―命は誰のもの(死の実相を知ること;終末期医療における問題点;命は誰のもの ほか)
著者等紹介
佐々木恵雲[ササキエウン]
1960年滋賀県生まれ。大阪医科大学卒業。医学博士。西本願寺あそか診療所所長を経て、藍野大学短期大学部教授。大阪医科大学非常勤講師。総合内科専門医、糖尿病専門医。浄土真宗本願寺派西照寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。