内容説明
アメリカ支配の世界システム、イスラムとアジアの動向、日本文化の崩壊、宗教の危うさと可能性―。オウムからテロに至る現代世界の危機の本質を鋭く解明し、生命の豊かな営みを保証する21世紀の新たな世界像を探る。行動する仏教者の最新評論集。
目次
夢なき時代の夢
文明史的終末の予感―環境ホルモン問題など
日本文化の復興―癒しの求めに応えて
オウム以後―日本人の自立性と自律性を問いなおす
自覚としての民族問題―世界史的未来像形成のリアリティ
“学級崩壊”という現象―文化の喪失について
政治意識の復権―政治への関わりの拒否から明日は生まれない
希望への構想―二十世紀最後の一年に入って
伝承の小箱―自信喪失世代の問題
苦悩するアジア―仏教者国際連帯会議(INEB)発足十周年〔ほか〕
著者等紹介
丸山照雄[マルヤマテルオ]
1932年山梨県身延山に生まれる。立正大学文学部社会学科中退。日蓮宗僧侶。天晴塾主宰。日蓮研究会主宰。仏教者国際連帯会議顧問
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