内容説明
本書はいまだ宗教状況論の延長上にあるが、現代仏教の教学思想に直接かかわる若干の論及を収めている。
目次
序 闘う仏教―仏教の社会倫理を求めて
１ 仏教再生のために（私はなぜ仏教を選んだか；いま鎌倉仏教を問い直す―日蓮認識への出発；日本仏教再生のために―日蓮的視座からの試論；蓮密と鸞密―私的密教論序説；親鸞と日蓮が選び捨てたもの―「般若心経」をめぐって；若き念仏者の死―部落差別と真宗教団；「同朋会運動」の現在；さまよえる「真宗教団」；自由への道―宗教的単身者とは；法華経系新宗教運動の現在；日蓮の分身―上原専禄先生の世界）
２ 危機の時代を生きる（現代日本人の宗教回帰現象；「宗教の時代」を問う；偽死の祭儀―若者の文化と〈宗教〉；歪められた「解放の神学」―マスコミ報道をめぐって；アジアの苦悩を生きる―仏教者国際連帯会議；天皇と宗教；繁栄と喪失のはざまで）
-
- 電子書籍
- 名探偵の謎とき推理！ 世界の名作ミステ…
