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清沢満之―その人と思想

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784831878595
  • NDC分類 188.72
  • Cコード C1010

出版社内容情報

仏教と西洋思想の架け橋となった近代日本哲学のパイオニア・清沢の思想を解明。今村仁司・脇本平也・長谷正當・寺川敏昭・阿満利麿・竹内整一・神戸和麿他

内容説明

清沢満之は、日本が近代に入った十九世紀から二十世紀初頭において、仏教的伝統の意義を追求し、その伝統の回復を世に訴え、日本の思想界・宗教界に影響を与えた人である。しかしその行跡は、彼が身を置いた真宗大谷派の外側では、死後あまり顧みられることがなかった。二〇〇二年六月に没後百年を迎えるにあたり、いまその出現の意義を再び捉え直してみようという気運が出てきている。本書は、その再考の試みの一環として編まれた。

目次

1 人と生涯(清沢満之の生涯とその時代;内村鑑三と清沢満之―いかにして信を得るか ほか)
2 哲学者・清沢満之(清沢満之の現代性―現在の我々にとっての清沢の意義;思想連関から見た清沢満之 ほか)
3 満之とその時代(清沢満之と高木顕明―仏教者の社会倫理;清沢満之の想念と超越 ほか)
4 精神主義とは何か(近代教学の確立者・清沢満之の歴史的意義;清沢満之の精神主義―処世の立脚地 ほか)