内容説明
天台三大部の編集者章安潅頂の思想を探究する。
目次
序論
第一部 『観音玄義』に関する問題(第一章 観音菩薩の階位―吉蔵説と『観音玄義』説を中心に―;附論1 湛然による観音菩薩階位解釈と証真の会通;第二章 観音菩薩の三種名字について;第三章 『観音玄義』における釈迦と弥勒の同時発心・共超劫説について)
第二部 智〓の教学と章安潅頂の思想(第四章 天台教学における十種三法について―智〓から潅頂への思想変遷―;第五章 『法華文句』における不退転;第六章 七種二諦説の展開―章安潅頂の説と後代の解釈を中心として―;第七章 天台教学における三蔵菩薩の修行論―章安潅頂による師説伝受の一側面―;第八章 二鳥倶遊について;第九章 大論十種戒における一、二の問題点)
第三部『涅槃経』五行説の受容(第十章 智〓の教学における菩薩の階位と章安潅頂―初地の異名―;第十一章 天行について;第十二章 智〓の教学における病行について;第十三章 章安潅頂による病行の解釈とその問題点;附論2 涅槃宗の学匠による『涅槃経』の戒受容―中国南北朝期における釈解を中心に―;第十四章 天台教学における『涅槃経』の戒受容―自行五支と護他十戒を中心として―)
結論
著者等紹介
日比宣仁[ヒビセンジン]
1989年神奈川県に生まれる。現在、日蓮宗妙秀山樹源寺副代表、立正大学法華経文化研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



