内容説明
大乗仏教の主役、文殊菩薩に託された思想とは。初期大乗経典「般若経」をはじめ、膨大なチベット語文献、漢訳文献を精査し、埋もれていた「文殊経典」群を初めて網羅的時代的に整理した驚くべき研究成果。
目次
第1部 論考編(文殊菩薩と仏国土;文殊菩薩の説法;文殊菩薩と女性;文殊菩薩と悪魔)
第2部 文殊菩薩関係経典(解題編)(中国仏教・古訳時代にみられる関係経典;中国仏教・旧訳時代にみられる関係経典;中国仏教・新訳時代とその後の関係経典)
著者等紹介
光川豊藝[ミツカワトヨキ]
1931年広島県生まれ。1955年龍谷大学文学部仏教学科仏教学専攻を卒業、龍谷大学大学院修士課程仏教学仏教史専攻を修了。1960年に龍谷大学研究部助手、以降、龍谷大学短期大学部助教授、教授。1988年より龍谷大学文学部教授となり、龍谷仏教学会会長、文学研究科長を歴任。2000年3月龍谷大学を定年退職。同年4月から名誉教授。2009年1月10日ご往生
井上博文[イノウエヒロフミ]
1973年兵庫県生まれ。博士(文学)。龍谷大学非常勤講師、京都コムニタス塾長。専門は仏教学。特にインド仏教文化学、戒律学、REBT(Rational Emotive Behavior Therapy)と仏教の関連
金澤豊[カナザワユタカ]
1980年京都府生まれ。博士(文学)。浄土真宗本願寺派総合研究所研究員、龍谷大学文学部実習助手を経て現在、公益財団法人仏教伝道協会職員。専門はインド仏教、中観思想、仏教者の社会貢献活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- アジアの歴史 (増補版)