中国注疏講義―経書の巻

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中国注疏講義―経書の巻

  • 古勝 隆一【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784831877581
  • NDC分類 123
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「中国古典を自分の力で読んでみたくはありませんか」

注釈を利用して古典を読む。その手法を基礎と実践で学ぶための一冊です。

【基本篇】で、注釈の基本知識と、テキスト、辞書、参考書について学び、
【読解篇】で儒教経書である『孝経』『論語』『周易』『尚書』『詩』『礼記』『春秋左氏伝』の注釈を実践的に学びます。

「「注釈を利用して古典を読む」というこの方法を身につけることができれば、儒教経典のみならず、諸子の書・歴史書・文学作品・仏教や道教の経典に対する注釈、そして日本において作られた漢文の注釈書などに対しても、広範に応用してゆくことも可能です。そのためにも、まず儒教経典の注釈の読み方を学ぼうではありませんか。」(「はじめに」より)

[本書の構成]

はじめに

【基本篇】
第一講 古 典
第二講 注 釈
第三講 『十三経注疏』の概要
第四講 字 形―文字学
第五講 字 音―音韻学
第六講 字 義―訓詁学
第七講 辞 書
第八講 句読・文法

【読解篇】
第九講 『孝経』の注を読む
コラム『孝経』―誰もが学ぶ儒教経典
第十講 『論語』の注を読む
コラム『論語』―古注と新注
第十一講 『周易』の注疏を読む
コラム『周易』―十翼をめぐって
第十二講 『尚書』の注疏を読む
コラム『尚書』―現行本から遡る
第十三講 『詩』の注疏を読む
コラム『詩』―『毛詩』以外の『詩』
第十四講 『礼記』の注疏を読む
コラム『礼記』―四十九篇の複雑さ
第十五講 『春秋左氏伝』の注疏を読む
コラム『春秋』―孔子の筆削をめぐって

おわりに
参考文献一覧

附 録(一) 訓詁のいろいろ
附 録(二) 多音字挙例
附 録(三) ピンインつき本文

内容説明

中国古典を自分の力で読んでみたくはありませんか。注釈を利用して古典を読む手法を基礎と実践で学ぶ。

目次

基本篇(古典;注釈;『十三経注疏』の概要;字形―文字学;字音―音韻学 ほか)
読解篇(『孝経』の注を読む;『論語』の注を読む;『周易』の注疏を読む;『尚書』の注疏を読む;『詩』の注疏を読む; ほか)
附録

著者等紹介

古勝隆一[コガチリュウイチ]
1970年生まれ、福岡県出身。東京大学文学部中国哲学科卒業、同大学院人文社会科学研究科博士課程修了。博士(文学、東京大学)。京都大学人文科学研究所助手、千葉大学文学部助教授、京都大学人文科学研究所准教授を経て、京都大学人文科学研究所教授。専攻は中国古典学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

崩紫サロメ

22
「注釈を利用して古典を読む」ということは、中国学においては当たり前の話であるが、一般には意外に知られておらず、どこからアクセスしていいかわからないだろう。本書はまず「注疏」とは何かというところから説明し、具体的な辞書の紹介、比較的短い経文とその注疏を用いて、「注釈を用いることで何が見えてくるのか」を示す。本書で紹介されている『太平記』に引用された『論語』の例でもそうであるが、漢籍はその注釈と共に読まれ、受け継がれてきた。その豊かな広がりに触れる、素晴らしい入門書。2022/09/28

さとうしん

17
注疏を使って漢籍、今回は五経などの経書を読む方法ほ教えてくれる。辞書など工具書の利用について説明されているほか、特に音注を利用して読解する方法は日本語の漢文入門の類では今まで解説がなかったのではないかと思う。また、必ずしも訓読を前提としていない点も、この種の本としては画期的(附録として本文で取り上げた文章にピンインを振ったものを掲載)。諸子の巻など続刊にも期待したい。2022/09/05

電羊齋

8
中国の古典とは何か、そして注釈を利用して古典を読む方法を実践的に学べる入門書。まず「基本篇」で、古典とは何か、注釈、注疏とは何か、文字学、音韻学、訓詁学などにつき概説する。そして「読解篇」で実際に注釈を利用して『孝経』、『論語』、『左伝』などの経書を読解していく。特に注疏、反切を用いた読解方法が懇切丁寧に解説されており、非常に勉強になった。付録の「訓詁のいろいろ」、「多音字挙例」は漢文の読解に大いに役立ちそうだし、「ピンインつき本文」も中国音での朗読の参考になる。良書。2022/11/05

PETE

4
儒教の経典がどのように伝わり失われ、時代を経るごとに注釈がまとめたり入れかえられたりしたか、経、伝、疏、音義に依拠しながら読むことで実感させてくれる一冊。特に音義の解説が眼から鱗で、意味的・文法的に多義的な基本概念を表す漢字が発音によって区別されていたことに納得がいった。唐宋の散文、近体詩あたりを白文で書き下して読んで良しとしていた自分を慚じた。2022/10/31

夜桜銀次

3
儒学の経典『十三経注疏』を注疏を参考に読んでいこうという本。前半は注釈学や漢字学などを概観し、後半は実際に論語、易、春秋左氏伝などを読み解く。 大学では日本文学専攻で、漢文の授業もあったが、本書の内容はかなり新鮮だった。 久しぶりに漢籍を読みたい欲がふつふつと湧いてきた。 工具書や参考文献だけでなく、現代らしく原典の電子化サイトの紹介もあり! でも近いうちに孝経あたりから本も揃えていきたいなぁ。2022/10/04

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