内容説明
『三余録―余暇のしたたり―』の続編となる一書。中国史学の碩儒が四半世紀にわたり無署名で寄せてきた『中外日報』社説のなかから七二篇を選録。著者の日々の思索を投影する、中国の歴史・思想・宗教・典籍等に関する随想集。
目次
「七十二」という数字
『陳寅恪最後の二十年』
『唐代密宗』
『中国禅思想史』
千里の江陵 一日にして還る(上)(下)
『易林』
思いこみは恐ろしい
真の師の所在を知る
井戸と竃
仙都福地の湊〔ほか〕
著者等紹介
吉川忠夫[ヨシカワタダオ]
1937年、京都市生まれ。京都大学文学部史学科卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。東海大学文学部専任講師、京都大学教養部助教授を経て、京都大学人文科学研究所助教授、同教授。2000年、停年退官、京都大学名誉教授。花園大学客員教授、龍谷大学文学部教授を経て、同大学客員教授。日本学士院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。