目次
第1部 関東浄土宗教団の末寺統制と地方檀林の歴史的展開(関東浄土宗教団の末寺統制と学寮運営;下総国生実大巌寺檀林の学寮運営と民衆教化;常陸国江戸崎大念寺檀林の学寮運営と民衆教化;武蔵国川越蓮馨寺檀林の学寮運営と教育の質をめぐる課題;常陸国瓜連常福寺檀林の学寮運営と本末関係の構造的特質;補論1 地方檀林の経営体質をめぐる基礎情報―四檀林の所蔵史料から;補論2 檀林教育における法門問と講釈)
第2部 檀林修学者の「入寺帳」の分析からみえてくるもの(増上寺所蔵『入寺帳』と修学者数の動向;光明寺所蔵『入寺帳』の分析からみた地方檀林の実況;名越派二檀林の実況―江戸後期「入寺帳」の分析を通して)
第3部 時宗の学寮(学寮の設置と「大衆帳」からみえてくるもの;学寮生活と僧侶の資格・昇進)
著者等紹介
長谷川匡俊[ハセガワマサトシ]
1943年、東京都生まれ。明治大学文学部卒業、明治大学大学院文学研究科日本史専攻修士課程修了。博士(文学、大正大学)。淑徳大学社会福祉学部講師、助教授、教授、淑徳大学学長をへて、現在、同大学名誉教授、大乗淑徳学園理事長、長谷川仏教文化研究所所長。浄土宗大巌寺住職。専門分野は日本仏教史・日本社会福祉史・仏教社会福祉(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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