内容説明
本書は、著者が亡くなって満二年を迎えるのを機に、数多くの論文の中から、『南都仏教史の研究』上下二巻(法蔵館昭和五十五・五十七年)に収録されなかったものやその後に執筆されたもので、特に重要と思われるもの三十篇を選び、刊行するものである。
目次
第1章 東大寺史の研究(婆羅門菩提僧正とその周辺;観音信仰と修二会 ほか)
第2章 南都寺院史の研究(平城京東山中の寺社;石川年足と山田寺 ほか)
第3章 仏教と日本文化(奈良時代に於ける浄土思想;鑑真大和上東征の意義 ほか)
第4章 寺院資料からみた信仰と行学(仏典と写経;大般若経信仰とその展開 ほか)
著者等紹介
堀池春峰[ホリイケシュンポウ]
1918年奈良市生まれ。1948年京都大学史学科旧制大学院卒業。1966年奈良市文化財専門審議委員。1970年奈良大学教授。1985年東大寺史研究所長。2001年逝去
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