内容説明
教義と現実との相克をいかに克服するのか。現代ミャンマーをフィールドに、出家者の経済生活を支える「財」に注目して検討する。新進気鋭の研究者が真摯に難問に向き合った民族誌の試み。
目次
問題設定
第1部 経済的現実への対処(ミャンマー・サンガの歴史と構造;都市を生きる出家者たち;僧院組織の実態と問題)
第2部 教義的理想の追求(挑戦の始まり;「出家」の挑戦;僧院組織改革の行方)
結論・考察
著者等紹介
藏本龍介[クラモトリョウスケ]
1979年、福岡県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。専攻は文化人類学、東南アジア地域研究。現在、東京大学大学院総合文化研究科学術研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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