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内容説明
インドへの亡命から半世紀、急激に変貌するチベット難民社会で、いま、何が起きているのか。若き人類学者が、インド在住の「チベット難民芸能集団」の一員に―。その稀有の体験をもとに、彼らを取り巻く難民社会の現状を探り、新たな視座からチベット難民社会の問題を論じた一冊。
目次
チベット難民とダラムサラをめぐる歴史と空間―調査地の概況
第1部 伝統を生きる芸能集団(喪失の語りと創造の語りをめぐって;交錯するまなざし―演者たちの主体性と被拘束性;構築されるハイカルチャー―チベット歌劇の光と影 ほか)
第2部 現代を生きる芸能集団(新しい文化―若者たちによるチベタン・ポップの創出;接触領域で生まれるチベット文化―CDレコーディングの現場から;消費される現代的音楽)
第3部 伝統と現代のはざまで(インサイダーとしてアウトサイダーとして―ある演者の日常)
著者等紹介
山本達也[ヤマモトタツヤ]
1979年山口県生まれ。インドおよびネパール在住のチベット難民社会の文化人類学的研究に従事し、2009年京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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